街のお花屋さん。
よく駅前にあったり、病院やお墓の近くにあったり。 

しかし、母と共に長くお世話になっているお花屋さんは違う。



住宅地のど真ん中にあり、
駅と駅の間にあってお世辞にも駅近とはいえず、
駐車場はなく、
大きなショッピングモールなんてない。
病院が近いわけでもなく
お墓が近いかは不明。
(一応、地元。) 

こんなに立地が悪そうなところで(失礼)
営業をしているのに
10年くらい前には隣の店舗が空いたのをキッカケに
増床してしまうほどの大繁盛店。



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昨日、母の日のプレゼントを買いに
久しぶりに行った。 


母はよく行っているようだけれど
(家のお花から、お墓参りの時まで、お花はすべてココで買っている母)
車で10分かかるくらいの場所まで行くほど。


だからか、私がお店にいくと
「お母さんは?」とか、「母うえは?」とか
「今日は一緒じゃないの?」と聞かれる。
(いつも聞き方が面白い)




なんでそんなに繁盛しているのか???



いつも気になってしまう。
昨日もしっかり観察。



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まず、
店長は人を喜ばせるのが上手。


最近は特に、母の日しか利用しないのに
私にも(昨日は母の分まで)オマケをつけてくれる。

今回はラベンダー。

そのオマケのラベンダーの育て方を
サラリと教えてくれる。
(ラベンダーはお日様サンサンが喜ぶ、らしい)
そういうのって嬉しい。





そして、
絶大なる信頼感がある。

今回もそうだが、義理のお母さんにもお花を贈ることに。
(宅急便で発送をお願いした)

通常なら、その場にある商品かカタログなどを見て
コレがいい!!と決定するはず。

しかし、店長からは
「土曜日まで、まだ商品がたくさん入荷するから
その入ってきた中でイイものを送るから
任せてもらってもいい?」
という言葉。

「もちろん!!」と一つ返事。

「お庭ある??あるなら、植え替えできるような種類の花を送るね!」と。


これって、信頼していなければできないし、
自分を信頼してくれていると分かっている証拠。





ちなみに、このお花屋さんに
私の結婚式のブーケを作ってもらった。
結婚式場でセットになっているお花以外、
自分で選べるオプション扱いのお花は
全てこのお花屋さんにお願いした。

二人の母親へのお花も
ブーケトス用のお花も。

それもほぼ、お任せ状態だったな(笑)
カラードレスの写真を渡して
コレに似合うのお願いします!!って。

そうしたら、こちらが思っていた以上の
お花を用意してくれた。
結婚式の当日、私の実家までお花を届けてくれたのだが
その時点で母が泣いてしまうほどのお花だった。






この、「期待以上」というのが上手。





長く、繁盛し続けるのはとても大変なこと。
しかし、秘訣も必ずあるはず。



良いところをたくさん真似して
私もお客様に喜んでもらおう。